【8月31日(木)-9月3日(日)開催・山小屋泊3泊4日】

ゆっくりと丁寧に歩く

北アルプスの主峰・奥穂高岳

コースの概要

アルプスの最高峰・奥穂高岳山頂を目指し、じっくり丁寧に3泊4日で歩く山旅です。

 

初日、日本を代表する景勝地・上高地を出発。

河童橋からの穂高連峰を望んだら、梓川に沿って1時間ほど進むと「明神」に到着。

近くには明神池があり、その畔に穗髙神社の奥宮が鎮座します。ちなみに穗髙神社の「本宮」は安曇野市穂高にあり、「嶺宮」は今回の目的地3190mの奥穂高岳山頂にあります。

穗髙神社奥宮を後にし、さらに進むと本日の宿泊地「徳沢」に到着。

ここはかつて牧場だった場所で、いまはハルニレの大木と広い芝生が広がる気持ちの良いキャンプ場があります。

また井上靖の小説「氷壁」の重要な舞台でもあります。

この日は徳沢ロッジに宿泊。

 

二日目は、朝の新鮮な空気の中を平坦な道を進み、1時間ほどで「横尾」に到着。

ここは槍ヶ岳や蝶ヶ岳、そして今回目指す穂高岳への分岐点です。

横尾大橋を渡り穂高岳方面へ、ここからだんだんと奥山に入っていきます。

登りではあえて我慢してゆっくり歩くくらいがちょうど良いペース、先は長いので焦らず一歩一歩丁寧に歩みを進めましょう。

大迫力の屏風岩を眺めながら進み、本谷橋を渡り、とても良く整備された登山道を進むといよいよ穂高連峰の山が眼に飛び込んできます。

穂高の峰々が迫るぐらいに近くなると「涸沢」に到着、ここは山岳エリアの紅葉人気No.1で秋の混雑はもはや名物。カールと呼ばれるかつて氷河が削ったすり鉢状の地形の中で穂高連峰を眺めながらしっかりと休みましょう。

ここからはすり鉢の縁に向けてだんだんと急になるカールの中を登っていきます、いよいよ穂高の懐です。

岩場も現れますが慎重に進めば大丈夫。すり鉢の縁まで登り詰めると本日の宿、穂高岳山荘に到着です。

山荘からは時間と共に変化する様々な絶景が望めることでしょう。

 

三日目、奥穂高岳に登頂の日です。

安全性と快適性を少しでも上げるため、不用な装備は小屋に置いて身軽にしてで出発。

最初にハシゴや鎖のかかった岩場が現れて少し不安になりますが、必要以上に怖がらず慎重に、ひとつひとつ正確に体を動かしていけば大丈夫です。落ち着いて登ればそこまで難しくはありません。

小屋から約1時間ほどで3,190m奥穂高岳の山頂です!

好天に恵まれれば360°の絶景。槍ヶ岳や乗鞍岳など北アルプスの山々はもちろん、南アルプスの北岳や、加賀の白山、富士山、あげればきりがないほどの山々を望めます。目線を下げて梓川沿いを目で追えば出発地点の上高地も遥か下に。

大絶景を心行くまで堪能したら小屋まで戻り荷物を回収、今日は涸沢までゆっくりと下りましょう。

 

最終日、あとは下るだけですが…連日の登山で疲れも溜まってきます、上高地に到着するまで気は抜けません。改めて気を引き締めて下山にかかりましょう。

だんだんと遠ざかる穂高の山々を時折振り返りながら、横尾、徳澤、明神を経て上高地へ。到着した河童橋から奥穂高を望めば「あんなところまで行ってきたんだ」と充実感に浸れることでしょう。

 

奥穂高岳はけっして楽な山ではありません、辛い場面もあると思います。

ただ、辛い山ほど達成感や充実感は大きいもの、今年のひとつのチャレンジとして奥穂高岳登頂を目指してみませんか?

日にち

2023年8月31日()〜9月3日(日)

山行形態

山小屋泊 3泊4日

料金

ガイド58,000円

※料金に関しては必ず こちら をご確認下さい。

定員

3名

集合

8/31(木) 上高地バスターミナル 12:00 

解散

9/3(日) 上高地バスターミナル 14:00頃

※お時間は進行状況によって前後する可能性があります。

参加条件

・一般登山道を7~8時間ほど歩いた経験があれば可能

・本ページに記載する「持ち物」を揃えられること

※山小屋泊の経験は問いません。 

お申込み締め切り

8月28日(月)18:00

持ち物

以下の装備表と補足をご確認下さい。

 

ダウンロード
無積雪期標準装備表ver.1.1.pdf
PDFファイル 100.6 KB

装備に関する補足は以下となります。

 ・昼食(行動食)は各自となります、あらかじめご用意下さい

 ・ヘルメット

 ・感染症対策品

  マスク

  消毒液

  体温計

 を忘れずにご持参下さい。

 

※各山小屋より「安心を求められる方はインナーシーツ等ご持参ください」とのアナウンスが出されております。

装備に関しての不明点はお問合せフォームからお気軽にご質問下さい。

スケジュール(行動時間には休憩も含む)

歩行ペース、天候その他の理由で行程の変更や遅れが生じる場合があります。

一日目

上高地…明神…徳沢ロッジ(泊)

行動時間 約2時間30分

二日目

徳沢…横尾…本谷橋…涸沢…ザイテングラード…穂高岳山荘(泊)

行動時間 約8時間30分

※到着時間により希望者のみ山小屋到着後に涸沢岳を往復

三日目

穂高岳山荘…奥穂高岳…穂高岳山荘…ザイテングラード…涸沢ヒュッテ(泊)

行動時間 約6時間30分

四日目

涸沢ヒュッテ…本谷橋…横尾…徳澤…明神…上高地
行動時間 約6時間

お知らせ

・登山届けの提出、各山小屋の予約はガイドが行います。

・集合場所までの交通機関のご予約、同様に解散後のお帰りの交通機関のご予約等はご自身で行って下さい。

・参加に際して不安な点や不明な点などはお問合せフォームからご質問お願いします。

・開催当日に歩行が困難な悪天候が予想される場合は、初日前日の17時頃を目処に最終判断をして中止のお知らせをさせていただきます。

その場合キャンセル料は発生致しません。


参考リンク

山小屋の宿泊料や交通機関の時刻・運賃はこちらからご確認下さい。

アルピコ交通 松本~新島々~上高地 時刻表

徳沢ロッジ

穂高岳山荘

涸沢ヒュッテ

参考移動経路

下記の経路はあくまでも参考です。必ず各々の居住地やご都合に合わせた最新の情報をご自身でお調べ下さい。

【往路】

新宿7:00 = JR特急あずさ1号 = 9:38松本

松本10:10 = 松本電鉄上高地線・ 新島々行 = 10:40新島々

新島々10:50 = アルピコ交通バス・上高地線 = 11:55上高地

 または

松本バスターミナルよりナショナルパークライナー

※高速バス(さわやか信州号)だと渋滞などで到着が遅れる可能性があるので電車→路線バスの利用をお勧めします。

【復路】

上高地14:40 = アルピコ交通バス・上高地線 = 15:45新島々

新島々16:04 = 松本電鉄上高地線・松本行 = 16:34松本

松本17:20 = JR特急あずさ50号 = 20:08新宿