開聞岳・霧島山
11月下旬にガイドで九州の開聞岳と霧島山に行ってきました。
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![霧島神宮古宮址](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/ib2d431abaa7e59b5/version/1606465718/%E9%9C%A7%E5%B3%B6%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%8F%A4%E5%AE%AE%E5%9D%80.jpg)
鳥居をくぐり数分奥へ進むと階段の上に更に鳥居が。
ここは以前霧島神宮があった場所で、13世紀の大噴火で焼失し、昨日訪れた現在の場所に移りました。
最初の鳥居からも遊歩道が延びていますが、ここを経由してからでも登山道に取り付けます。
![鞍部に建つお宮](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/i29922e325d7d99aa/version/1606464261/%E9%9E%8D%E9%83%A8%E3%81%AB%E5%BB%BA%E3%81%A4%E3%81%8A%E5%AE%AE.jpg)
鞍部には鳥居とお宮が。ここには登山口で立ち寄った古宮址に移る更に前の霧島神宮があったらしい。
10世紀ぐらい噴火で焼失したとのこと。
当然今とは規模は違うにせよ凄いところにありましたね。
![高千穂峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/ic29480df71b84069/version/1606464060/%E9%AB%98%E5%8D%83%E7%A9%82%E5%B3%B0.jpg)
鞍部から30分ほど登って登頂!天孫降臨神話の山、高千穂峰に登頂です。
天孫降臨とは天孫「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」が天照大神の命令で高天原からここ日向の地に降臨したことを言います。
その場所がここだったとのこと、日本神話です。
すぐそばに「天孫瓊瓊杵尊降臨之霊峯」という立派なプレートがケルンに埋め込まれていました。
![天の逆鉾](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/i22f9c56617ad49d5/version/1606464124/%E5%A4%A9%E3%81%AE%E9%80%86%E9%89%BE.jpg)
これがかの有名な天の逆鉾。空は快晴。
瓊瓊杵尊がこれ以上鉾を振るうことも無いようにとここに突き刺したという話。
そして幕末の英雄・坂本龍馬は新婚旅行で訪れた際に悪ノリしてこれを引っこ抜いたとのこと(ご本人談)。豪傑ですね。
![高千穂峰から韓国岳方面](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=990x10000:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/ie3bd5e44795ef074/version/1606461971/%E9%AB%98%E5%8D%83%E7%A9%82%E5%B3%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3%E6%96%B9%E9%9D%A2.jpg)
火山灰でグラデーションになっている新燃岳、その奥に昨日登った霧島山の最高峰・韓国岳。
最終日に素晴らしい景色を堪能できました。
それでは下山にかかります、ルートは往路を戻ります。
鹿児島と宮崎の山々を歩いた4日間。
移動日の初日は知覧に行って第二次世界大戦中の特攻隊関連の施設を巡りました。
沖縄に向かう彼らが最後に見たのは開聞岳の雄姿でしょう。本当に素晴らしい姿の山でした。
そして霧島山はまさに火山の博物館。
痕跡や現在進行形も含めて火山の作る景色や形や色をこれでもかってくらい見ることができます。
これでミヤマキリシマも咲いて、固有種のノカイドウもあって、冬には霧氷!
ポテンシャルが凄すぎる…
ということでまだまだ見ることができていない姿がたくさんありそうな山なので、またまだ見ぬ魅力に触れに訪れてみたいと思います。