後志・胆振の山々を巡る-1
9月中旬。
![ひらふ登山口](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/i89ed90bb3b94605f/version/1600861136/%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%B5%E7%99%BB%E5%B1%B1%E5%8F%A3.jpg)
前泊は俱知安温泉。
翌日はまだ暗いうちにひらふ登山口まで移動します。
後方羊蹄山の往復はなんだかんだで10時間は見ておかないといけないロングコース。薄暗い中出発します。
上空は濃い霧で小雨。
![後方羊蹄山山頂](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/ic90e5cc4d18277c6/version/1601007281/%E5%BE%8C%E6%96%B9%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1%E5%B1%B1%E9%A0%82.jpg)
急に場面が飛んで山頂道標です。
というのも北山の火口縁からはとてもカメラどころじゃない強風。
ハイマツの影で風に対する防寒を整え意を決して登りましたが、途中からはロープで確保しながら強風地帯を通過しました。
今回はマンツーマンでしたので進みましたが2人以上だったら撤退していました。
ガスガスに強風は心理的にも辛いものがあります。
ちなみに山頂の大火口は時計回りで回りました。
とりあえず山頂を踏めて一安心。
![避難小屋分岐](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/i17354f6fe6c9e8b6/version/1600861290/%E9%81%BF%E9%9B%A3%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E5%88%86%E5%B2%90.jpg)
山頂からの火口縁は岩場だったんですが、風は大して強くなかったので助かりました。
羊蹄山避難小屋でいったん落ち着きます。
管理人さんが居り、ストーブで暖められた室内は天国でした。
僕らよりも先に登っていった単独の若い男性は北山の風で引き返し、小屋に寄って行ったとのこと。
強風は経験がないと音や揺れる木々などから来る恐怖心で過度にびびっちゃうので、冷静にどんな風なのかを見極めることが肝要です。
今日の風だと自分自身はよろめかないし、お客さんひとりなら安全を保てると判断しました。
小屋が快適過ぎて1時間弱ゆっくりしてしまいました。
ありがとうございました。今度は泊まりで来たいです。
![サルナシ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/i02a412e5973870ee/version/1601008390/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%B7.jpg)
下山中にサルナシの実が落ちていました。
山で見つける色々な実の中で最も美味しいと思う実です。
まさにミニキウイ。
もちろんここでは食べてはいけません。
※羊蹄山のひらふコースはほとんどが国立公園の特別保護地区で、高山植物は天然記念物になっています。
食べても良い場所で出会えたらぜひ食べてみて下さい。
![オオカメノキの実](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s7cec2b1411caf435/image/iad85bb82b43c34ce/version/1601008472/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%AE%9F.jpg)
オオカメノキの葉がほんとうに大きい!
とかなんとか思っているうちに下山しました。
下部の滑る岩と泥の道以外はよく整備され歩きやすい登山道です。
明日からのニセコの山々に備えて今日はここからニセコの五色温泉に向かいます。
day3